PROGRAM PYTHON

tkinter超入門【第42回 テーマ】

 

 

tkinterのテーマ(ttk)を使ってみよう

tkinterには、ttkというテーマがあります。
ttkを使うとGUIの見た目を向上させたり、コードの書き方を簡素化できたりするメリットがあります。

 

テーマをインポートする

テーマを使うためには、ttkをインポートする必要があります。

import tkinter.ttk

ただ、上記の書き方をするとウィジェットを呼び出す時に、tkinter.ttk.Label のように冗長になってしまうので、一般的には以下の書き方をします。
こうすることで、ttk.Label と書くことができます。

from tkinter.ttk import *

メモ

Button、Checkbutton、Entry、Frame、Label、LabelFrame、Menubutton、PanedWindow、Radiobutton、Scale、Scrollbarの各ウィジェットが自動的に tkinter.ttk ウィジェットに置き換わります。

 

テーマの種類

テーマには、いくつか種類があります。
テーマの種類を確認するには、Styleクラスの theme_names()メソッドを使います。

オブジェクト名 = ttk.Style()

オブジェクト名.theme_names()

プラットフォームによって違いますが、以下はWindows版の例です。

 実行例
>>> from tkinter.ttk import
>>> style = ttk.Style()
>>> style.theme_names()
('winnative', 'clam', 'alt', 'default', 'classic', 'vista', 'xpnative')

 

テーマの使い方

テーマを使うには、Styleクラスの theme_use()メソッドを使います。

オブジェクト名 = ttk.Style()

オブジェクト名.theme_use("テーマ名")

 

テーマを使ったプログラム

以下のプログラムは、ラベル、ボタン、ラジオボタン、チェックボタンの各ウィジェットを、テーマを使っていないパターンとテーマを使ったパターンで表示しています。

プログラムを実行すると、以下のような画面が表示されます。
左がテーマを使っていないパターン、右がclassicというテーマを使ったパターンです。

tkinter42-1

 

 

-PROGRAM, PYTHON
-,