matplotlibのグラフのX軸、Y軸にラベルを設定しよう
今回はmatplotlibのグラフのX軸、Y軸にラベルを設定してみましょう。
X軸、Y軸にラベルを表示する
X軸のラベルの設定には xlabel()関数、Y軸のラベルの設定には ylabel()関数を使います。
X軸のラベル
plt.xlabel(ラベル名, [fontdict=フォント辞書], [labelpad=オフセット], [loc=横位置], [キーワード])
Y軸のラベル
plt.ylabel(ラベル名, [fontdict=フォント辞書], [labelpad=オフセット], [loc=縦位置], [キーワード])
引数の指定
引数の内容は、以下の通りです。
引数名 | 内容 |
fontdict | ラベルテキストの外観を制御する辞書。デフォルトは以下の通り {'fontsize': rcParams['axes.titlesize'], 'fontweight': rcParams['axes.titleweight'], 'color': rcParams['axes.titlecolor'], 'verticalalignment': 'baseline', 'horizontalalignment': loc} |
labelpad | 軸の境界からのオフセット位置をポイントで指定。デフォルトはNone |
loc | ラベルの位置 xlabelの場合:'left'、'center'、'right'。デフォルトは'center' ylabelの場合:'bottom'、'center'、'top'。デフォルトは'center' |
キーワードの指定
キーワードは、引数で指定しきれない多くのプロパティを設定できます。
キーワードの書き方は、「キーワード=値」のようにします。(例:「color='red'」「size=24」)
詳しい内容は、「第2回 タイトル表示」の記事を参照してください。
グラフのX軸、Y軸にラベルを表示するプログラム
グラフのX軸、Y軸にラベルを表示するプログラムは、以下の通りです。
ラベル辞書を作って、フォント名、フォントサイズ、フォントの太さ、フォントカラーを指定しています。
また、日本語を表示するため、フォントに遊ゴシックを指定しています。
フォントカラーは、辞書では青(blue)に指定していますが、ylabel()関数で緑(green)に上書きしています。
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### インポート import matplotlib.pyplot as plt ### ラベル辞書 ldic = {'family':'Yu Gothic', 'fontsize':20, 'fontweight':'medium', 'color':'blue'} ### X軸ラベル plt.xlabel('Xラベル', fontdict=ldic) ### Y軸ラベル plt.ylabel('Yラベル', fontdict=ldic, c='green') ### グラフ表示 plt.show() |
プログラムを実行すると、X軸、Y軸にそれぞれラベルが表示されます。