スケジュールを設定して、自動でプログラムを実行するには、cron(クーロン)を使います。
cronはユーザー毎に設定します。
cronの書式
cronの書式は、以下のようになります。
分、時、日、月、曜日、コマンドを空白で区切って指定します。
分 | 時 | 日 | 月 | 曜日 | コマンド |
00 - 59 | 00 - 23 | 1 - 31 | 1 - 12 | 0 - 7 | コマンド名 |
曜日の数値は、以下のように対応します。
日曜日 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 |
0 or 7 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
*(アスタリスク)を使うと、その単位ごとに実行します。
例えば、分の場合は1分ごと、時の場合は1時間ごとに実行します。
値1,値2,...,値n | 複数の値を設定する (5日と15日と25日に実行:5,15,25 ) |
値1-値2 | 範囲内の値を設定する (月曜日から金曜日に実行:1-5) |
範囲/ステップ | 範囲内でステップごとに実行する (9時から18時の間で、2時間ごとに実行:9-18/2) |
以下の設定例は、毎月5日15日25日の9時から18時の間、10分ごとに/shell/sample.shを実行します。
設定例
*/10 9-18 5,15,25 * * /shell/sample.sh
cronを設定する
cronを設定するには、crontabコマンドを使います。
-eオプションをつけて実行すると、編集画面が表示されます。
編集操作は、viエディターと同じです。
crontab -e
メモ
設定内容は、/var/spool/cron/ユーザー名というファイルに保存されます。
cronの設定内容を確認する
cronの設定内容を確認するには、-lオプションをつけてcrontabコマンドを実行します。
crontab -l
実行例
$ crontab -l
*/10 9-18 5,15,25 * * /shell/sample.sh