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tkinter超入門【第30回 メニュー①】

 

 

Menuウィジェットを使ってみよう

今回はMenuウィジェットを使って、メニューを作成してみましょう。
Menuウィジェットはウィンドウのメニューを作成するためのGUI部品です。

 

Menuウィジェットの書式

Menuウィジェットの使い方は、以下の通りです。
※ tkinterを別名でインポートした場合は、tkinterの部分を別名にしてください。

オブジェクト名 = tkinter.Menu(master=親ウィジェットオプション)

第1引数はMenuウィジェットの親ウィジェットを指定します。
また、masterは省略することができます。

 

Menuウィジェットで使うオプション

Menuウィジェットで使う主なオプションは、以下の通りです。

オプション名 内容
tearoff メニューの切り取り可否。デフォルトは1(切り取り可能)
font 使用するフォント。デフォルトは "MS Sans Serif 8" *1
fg/foreground 文字の色 *2
bg/background 背景の色 *2

*1 指定できるフォントは、tkinter.font.families()で確認できます。
*2 色の指定にはred、green、blueなどのカラー名や先頭に#(シャープ)を付けた16進数が使えます。

 

Menuウィジェットのメソッド

Menuウィジェットで使う主なメソッドは、以下の通りです。

メソッド名 内容
add_cascade サブメニューを設定
add_command 呼び出すコマンド(関数)を設定
add_checkbutton チェックボタンを設定
add_radiobutton ラジオボタンを設定
add_separator セパレーターを設定

 

Menuウィジェットを使ったプログラム

Menuウィジェットを使ったプログラムは、以下のようになります。
メニューバーを作成して、それにぶら下がるように各メニューを作成していきます。

プログラムを実行すると、以下のような画面が表示されます。
チェックボタンは複数選択が可能ですが、ラジオボタンはひとつのみ選択が可能です。

tkinter30-1

 

 

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