Pythonスクリプト【tkinterでデジタル時計を作ろう】

2021年1月6日

tkinterでデジタル時計を作ろう

今回はtkinterでデジタル時計を作ってみましょう。
tkinterでデジタル時計を作るために、現在時刻を取得する部分を別スレッドにします。

スレッドが使えるようにインポートする

まず、スレッドが使えるようにインポートします。

import threading

スレッドオブジェクトを作成する

スレッドオブジェクトを作成します。

オブジェクト名 = threading.Thread(オプション)

スレッドで使うオプション

スレッドで使う主なオプションは、以下の通りです。

オプション名	内容
target	呼び出し可能オブジェクト。関数を指定できます
name	スレッドの名前
args	targetを呼び出す時の引数
kwargs	targetを呼び出す時のキーワード引数の辞書
daemon	スレッドをデーモンにするかどうか。TrueまたはFalseを使用可能

スレッドを開始する

スレッドを開始するには、start()メソッドを使います。

オブジェクト名.start()

tkinterでデジタル時計を表示するプログラム

tkinterでデジタル時計を表示するプログラムは、以下の通りです。
取得した時刻をフォーマットして、一秒ごとにキャンバスをクリアしながら表示させます。

### インポート
import datetime
import time
import tkinter
import threading

### 時刻取得関数
def get_time():

    ### 無限ループ
    while True:

        ### 現在時刻取得
        now = datetime.datetime.now()

        ### 時刻設定
        tm = "{:02}:{:02}:{:02}".format(now.hour, now.minute, now.second)

        ### キャンバス初期化
        canvas.delete("all")

        ### キャンバスに時刻表示
        canvas.create_text(100, 50, text=tm, font=(None,36))

        #### 待ち時間
        time.sleep(1)

### キャンバス作成
canvas = tkinter.Canvas(master=None, width=200, height=100)

### キャンバス表示
canvas.pack()

### スレッド作成
thread = threading.Thread(target=get_time, daemon=True)

### スレッド開始
thread.start()

### イベントループ
canvas.mainloop()

### インポート

import datetime

import time

import tkinter

import threading

### 時刻取得関数

def get_time():

### 無限ループ

while True:

### 現在時刻取得

now = datetime.datetime.now()

### 時刻設定

tm = "{:02}:{:02}:{:02}".format(now.hour, now.minute, now.second)

### キャンバス初期化

canvas.delete("all")

### キャンバスに時刻表示

canvas.create_text(100, 50, text=tm, font=(None,36))

#### 待ち時間

time.sleep(1)

### キャンバス作成

canvas = tkinter.Canvas(master=None, width=200, height=100)

### キャンバス表示

canvas.pack()

### スレッド作成

thread = threading.Thread(target=get_time, daemon=True)

### スレッド開始

thread.start()

### イベントループ

canvas.mainloop()

プログラムを実行すると、以下のようなデジタル時計が表示されます。

tkgame6-1