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関数とは何でしょうか?
もっと詳しく
関数として処理をまとめておけば、何度も同じ処理を書く必要がなくなり、メンテナンスも楽になります。
関数の使い方
関数を定義する
関数を定義するには、def文を使います。
関数を定義する側の引数を仮引数といい、デフォルト値を設定することができます。
デフォルト値は、関数の呼び出し側で実引数を設定しない場合に有効になります。
また、関数内はインデントが必要です。
関数の定義の仕方は、以下のようになります。
def 関数名(引数1, 引数2=デフォルト値, ...):
処理
関数を呼び出す
関数を呼び出す側の引数のことを、実引数といいます。
関数の呼び出し方は、以下のようになります。
関数名(引数1, 引数2, ...)
関数を使ったPythonスクリプト
関数を定義したあとに、その関数を呼び出します。
また、定義した関数は何度でも呼び出すことができます。
関数を使ったPythonスクリプトは、以下のようになります。
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def func(atbat, hit): print(hit / atbat) func(10, 3) func(10, 4) |
実行例
> python func1.py
0.3
0.4
キーワード引数を使う
Pythonでは、関数を呼び出す時の実引数は、値だけではなくキーワードを指定して呼び出すことができます。
キーワードは、関数の定義側の仮引数を指定します。
また、キーワードを指定した実引数は、順番を変えても問題ありません。
キーワード引数を使ったPythonスクリプトは、以下のようになります。
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def func(atbat, hit=3): print(hit / atbat) func(10) func(hit=4, atbat=10) |
4行目の関数の呼び出しでは、実引数をひとつしか設定していませんが、仮引数hitにデフォルト値が設定されているため、デフォルト値が使用されます。
5行目の関数の呼び出しでは、実引数の順番が仮引数の順番と違いますが、実引数にキーワードを指定しているので、正しく値が渡されます。
実行例
> python func2.py
0.3
0.4
return文で関数の戻り値を返す
関数は、return文を使って戻り値を返すことができます。
return 戻り値
戻り値を使ったPythonスクリプトは、以下のようになります。
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def func(atbat, hit): return hit / atbat print(func(atbat=10, hit=3)) |
2行目で、hitをatbatで割った結果を戻り値として返します。
4行目で、funcの結果をprint()関数で表示します。
実行例
> python func3.py
0.3