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変数とは何でしょうか?
もっと詳しく
変数に値を格納すると、Python内でその変数の値を参照することができます。
変数の使い方
変数の設定
変数に値を設定するには、以下のように記述します。
変数名 = 値
変数名のつけ方
変数名のつけ方には、以下のような注意ポイントがあります。
注意ポイント
- 変数名に使える文字は、アルファベット、数字、_(アンダースコア)です。
- 変数名は先頭文字に数字を使うことはできません。
- 変数名は大文字小文字を区別します。
- True、False、while、forなどのPythonの予約語は使えません。
- Python3から変数名に漢字などの日本語が使えるようになりましたが、特に理由がなければ日本語は使わない方がいいでしょう。
変数の型
Pythonでは、変数に型を宣言する必要はありません。
ただし、変数に値を設定する時に、少し注意が必要です。
数値(整数、小数)を設定する場合は、そのまま値を設定します。
文字を設定する場合は、"(ダブルクォーテーション)、または '(シングルクォーテーション)で囲みます。(一般的にダブルクォーテーションを使います)
なお、文字をダブルクォーテーションで囲まないで、そのまま変数に値を設定しようとすると、エラーになり設定できません。
変数の値を表示
変数の値を参照するには、print()関数を使います。
print(変数名)
実行例
>>> name = "鈴木一朗"
>>> print(name)
鈴木一朗
複数の変数の値を表示
,(カンマ)を使うことで、ひとつのprint()関数で複数の変数を扱うことができます。
print(変数名1, 変数名2,...)
実行例
>>> name = "鈴木一朗"
>>> number = 51
>>> print(name, number)
鈴木一朗 51
変数の連結
+(プラス)記号を使って、変数を連結することができます。
ただし、変数の値が文字と数値では動きが変わります。
文字の場合は、そのまま文字が連結されますが、数値の場合は、値が足し算されて表示されます。
実行例
>>> name1 = "鈴木一朗"
>>> name2 = "松井秀喜"
>>> print(name1 + name2)
鈴木一朗松井秀喜
>>> number1 = 51
>>> number2 = 55
>>> print(number1 + number2)
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文字と数値の連結
文字と数値は、基本的に連結できません。
この場合は、str()関数を使って数値を文字に変換する必要があります。
実行例 >>> name = "鈴木一朗" >>> number = 51 >>> print(name + number) Traceback (most recent call last): File "<stdin>", line 1, in <module> TypeError: can only concatenate str (not "int") to str >>> print(name + str(number)) 鈴木一朗51
定数について
Pythonでは、定数は使えません。
一般的に、変数名を大文字にすることによって、プログラマーが定数であることを認識するだけです。
実行例
>>> PI = 3.14
>>> print(PI)
3.14