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tkinter超入門【第11回 リストボックス④】

 

 

リストボックスにスクロールバーを設定しよう

今回は前回作成したリストボックスにスクロールバーを設定してみましょう。
スクロールバーを設定するために、フレームを作り、その中にリストボックスとスクロールバーを配置します。

 

スクロールバーを設定する

スクロールバーの使い方は、以下の通りです。
※ tkinterを別名でインポートした場合は、tkinterの部分を別名にしてください。

オブジェクト名 = tkinter.Scrollbar(master=親ウィジェット, オプション)

 

Scrollbarウィジェットで使うオプション

Scrollbarウィジェットで使う主なオプションは、以下の通りです。

オプション名 内容
command スクロールバーが移動した時に呼び出されるプロシージャー
orient スクロールバーの向き
水平:HORIZONTAL、垂直:VERTICAL (デフォルト)
width スクロールバーの幅

 

Scrollbarウィジェットで使うメソッド

Listboxウィジェットにスクロールバーを設定して、スクロールバーのスライドに合わせてリストボックスの内容を動かすには、Scrollvarウィジェットのset()メソッドをListboxウィジェットのオプションに指定します。
設定するオプションは、以下の通りです。

オプション名 内容
xscrollcommand 水平スクロールバー
yscrollcommand 垂直スクロールバー

 

リストボックスにスクロールバーを設定したプログラム

リストボックスにスクロールバーを設定したプログラムは、以下のようになります。
46行目でスクロールバーの配置を指定します。
side="right" はスクロールバーの位置を右に、fill="y" はスクロールバーを垂直方向いっぱいに表示します。

プログラムを実行して、リストボックスから慶応を選択すると、以下のような画面になります。

tkinter11-1

 

 

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