キャンバスで楕円形を表示しよう
前回はCanvasウィジェットを使って多角形を表示しました。
今回はキャンバス上に楕円や円を表示してみましょう。
Canvasウィジェットで楕円形を表示する
Canvasウィジェットで楕円形を表示するメソッドは、以下の通りです。
オブジェクト名.create_oval(座標, オプション)
座標には表示する楕円形の左上(X、Y)と右下(X、Y)を指定します。
イメージとしては、以下のように楕円の外側に接する長方形の左上と右下の赤丸の部分になります。
create_oval()のオプション
create_oval()の主なオプションは、以下の通りです。
| オプション名 | 内容 |
| width | 線の太さ。整数を指定 |
| outline | 線の色 *1 |
| fill | 塗りつぶしの色 *1 |
| dash | 破線を表示。整数のタプルを指定。例：(1,1) |
*1 色の指定にはred、green、blueなどのカラー名や先頭に#(シャープ)を付けた16進数が使えます。
Canvasウィジェットに楕円形を表示するプログラム
Canvasウィジェットに楕円形を表示するプログラムは、以下のようになります。
なお、下の2つは楕円ではなく、円になるように座標を指定しています。
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### インポート import tkinter ### キャンバス作成 canvas = tkinter.Canvas(master=None, width=640, height=400) ### キャンバス表示 canvas.pack() ### 楕円形描画 canvas.create_oval( 20, 20, 300, 180) canvas.create_oval(340, 20, 620, 180, width=5) canvas.create_oval( 80, 220, 240, 380, dash=(1,1)) canvas.create_oval(400, 220, 560, 380, outline="blue", fill="red", width=10) ### イベントループ canvas.mainloop() |
プログラムを実行すると、以下のような画面が表示されます。
