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tkinter超入門【第22回 キャンバス⑥~円弧】

 

 

キャンバスで円弧を表示しよう

前回はCanvasウィジェットを使って楕円形を表示しました。
今回はキャンバス上に円弧を表示してみましょう。

 

Canvasウィジェットで円弧を表示する

Canvasウィジェットで円弧を表示するメソッドは、以下の通りです。

オブジェクト名.create_arc(座標, オプション)

円弧の表示は、ややくせがあります。
楕円の中から円弧の表示を開始する角度(start)と、その角度から表示する円弧の角度(extent)を指定します。
イメージとしては、下図のようになります。

tkinter22-0

 

create_arc()のオプション

create_arc()の主なオプションは、以下の通りです。

オプション名 内容
start 開始角度。デフォルトは0
extent 開始角度を基準にした角度。デフォルトは90
width 線の太さ。整数を指定
outline 線の色 *1
fill 塗りつぶしの色 *1
dash 破線を表示。整数のタプルを指定。例:(1,1)

*1 色の指定にはred、green、blueなどのカラー名や先頭に#(シャープ)を付けた16進数が使えます。

 

Canvasウィジェットに円弧を表示するプログラム

Canvasウィジェットに円弧を表示するプログラムは、以下のようになります。

プログラムを実行すると、以下のような画面が表示されます。

tkinter22-1

 

 

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