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tkinter超入門【第41回 スケール】

 

 

Scaleウィジェットを使ってみよう

今回はScaleウィジェットを使って、スケールから数値を取得してみましょう。
スケールは、スライダーを動かして最小値と最大値の範囲から数値を取得するGUI部品です。

 

Scaleウィジェットの書式

Scaleウィジェットの使い方は、以下の通りです。
※ tkinterを別名でインポートした場合は、tkinterの部分を別名にしてください。

オブジェクト名 = tkinter.Scale(master=親ウィジェットオプション)

第1引数はScaleウィジェットの親ウィジェットを指定します。
また、masterは省略することができます。

 

Scaleウィジェットで使うオプション

Scaleウィジェットで使う主なオプションは、以下の通りです。

オプション名 内容
from_ 最小値。デフォルトは0。fromはPythonの予約語なので、fromの後に_(アンダーバー)を付加する
to 最大値。デフォルトは100
orient バーの向き。デフォルトは"vertical"(垂直)。"horizontal"を指定すると水平バーになる
variable tkinter変数を指定するとtkinter変数に値が格納される
font 使用するフォント *1
fg/foreground スケールに表示する文字の色 *2
bg/background 背景の色 *2
bd/borderwidth スケールの枠の幅
width スケールの幅。デフォルトは15。単位はピクセル
length スケールの長さ。デフォルトは100。単位はピクセル
label スケールに付けるラベル
relief スケールの形状。flatraisedsunkengrooveridgeを指定。デフォルトはflat *3
resolution 解像度。デフォルトは1。例えば0.01を指定すると小数第2位の値まで取得できる
command スライダーを動かした時に呼び出される関数またはメソッド

*1 指定できるフォントは、tkinter.font.families()で確認できます。
*2 色の指定にはred、green、blueなどのカラー名や先頭に#(シャープ)を付けた16進数が使えます。
*3 スケールの形状は、以下の画像のようになります。

tkinter41-0

 

Scaleウィジェットを使ったプログラム

Scaleウィジェットを使ったプログラムは、以下のようになります。
スケールを二つ用意して、その値をラベルに表示します。

プログラムを実行すると、以下のような画面が表示されます。
スライダーを動かすと、その値がラベルに表示されます。

tkinter41-1  tkinter41-2

 

 

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