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matplotlib超入門【第9回 3Dグラフ表示】

 

 

matplotlibを使って3Dグラフを表示しよう

今回はmatplotlibを使って、簡単な3Dのグラフを表示してみましょう。
この記事では、matplotlibで簡単な3Dグラフを表示するやり方を説明していますので、細かな仕様などが気になる方は、以下の公式サイトを参照してください。

 

3Dグラフを表示する基本コード

3Dグラフを表示するには、ツールキットのmplot3d APIを使います。
ツールキットは標準でmatplotlibに入っていますので、別途インストールする必要はありません。
3Dグラフの基本的な書き方は、以下のようになります。

 3Dグラフの基本コード
import matplotlib.pyplot as plt
fig = plt.figure()
ax = fig.add_subplot(111, projection='3d')

figureインスタンスを作成して、add_subplot()メソッドで3D用の軸を追加します。
add_subplot()メソッドの第1引数の「111」は、行、列、インデックスを表しています。
例えば、「224」と書いた場合は、2行2列の4番目のインデックスという意味になります。(画面が4分割され、グラフは右下に表示されます)
また、デフォルトは「111」なので、省略することができます。

メモ

matplotlibバージョン3.2.0以前は、「from mpl_toolkits.mplot3d import Axes3D」も記述しなければなりませんでしたが、現在のバージョンでは不要です

 

3Dグラフを表示するプログラム

簡単な3Dグラフを表示するプログラムは、以下の通りです。
X軸、Y軸に1~9の値を入れ、Z軸に適当な値を入れています。

プログラムを実行すると、以下のような3Dグラフが表示されます。

plt9-1

 

散布を表示するプログラム

次は散布を表示するプログラムです。
scatter()メソッドを使うことによって、散布図が表示できます。
ランダムで3軸に値を設定して、100個分のポイントを表示します。

プログラムを実行すると、以下のような3Dグラフが表示されます。

plt9-2

 

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