変数を使ったプログラムを作成しよう
今回は、変数を使ったプログラムを作成してみましょう。
変数とは、様々な値を格納する領域です。
変数は名前の通り、変数に入れた値を変更することができます。
なお、入れた値が変更できないものを定数といいます。
変数の使い方
変数を使うには、まず変数を宣言しなければなりません。
変数は、Dimステートメントを使い、As句で型を宣言します。
Dim 変数名 As 型
As句で指定できる型には、基本データ型(Integer、Boolean、Longなど)やオブジェクト、.NET Framework(Label、TextBoxなど)など多くの種類があります。
また、以下のように、1つのステートメントに複数の変数を指定することもできます。
Dim name, team As String
1つのステートメントに型の違う変数も複数指定することができます。
Dim no As Integer, average As Single
変数を使ったプログラム
変数を使った簡単なプログラムは、以下のようになります。
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Module Variable Sub Main() ' 同じ型の変数を複数指定 Dim name, team As String name = "山田太郎" team = "ライオンズ" ' 違う型の変数を複数指定 Dim no As Integer, average As Single no = 2 average = 0.285 Console.WriteLine("{0} {1} {2} {3}", name, team, no, average) End Sub End Module |
変数の値を変更するプログラムは、以下のようになります。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 |
Module Variable Sub Main() ' 同じ型の変数を複数指定 Dim name, team As String name = "山田太郎" team = "ライオンズ" ' 違う型の変数を複数指定 Dim no As Integer, average As Single no = 2 average = 0.285 Console.WriteLine("{0} {1} {2} {3}", name, team, no, average) ' 変数の値を変更 name = "鈴木一朗" team = "ブレーブス" no = 51 average = 0.385 Console.WriteLine("{0} {1} {2} {3}", name, team, no, average) End Sub End Module |
定数の使い方
最後に軽く定数についても触れておきます。
値の内容が固定となる定数は、Constステートメントを使います。
Const 定数名 = 値
なお、以下のプログラムのように、定数の値を変更しようとすると、コンパイル時にエラーが出力され、コンパイルは失敗します。
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Module Variable Sub Main() ' 定数を宣言 Const teams = 12 Console.WriteLine(teams) ' 定数を変更 teams = 13 Console.WriteLine(teams) End Sub End Module |