共通の処理は別ファイルにしよう
プロジェクトで使うシェルスクリプトは、規模にもよりますが数十~数百本になります。
そこで、共通で使うシェル変数やシェル関数はまとめて別ファイルにするのが一般的です。
ファイルの読み込み
.(ドット)を使うことによって、シェルスクリプトから他のファイルを読み込むことができます。
読み込むファイルはフルパスで書くかパスが通っている必要があります。
. ファイル名
下記の例は共通で使うシェル変数やシェル関数を記述したファイルを読み込むシェルスクリプトです。
共通ファイル(common.ini)を読み込んだあとに、共通ファイルに記述されているシェル変数の参照や、シェル関数の呼び出しをしています。
共通ファイルの拡張子は特に決まりはありません。よく使われるのはini、inf、def、datなどです。
また、読み込む共通ファイルの先頭に「#!/bin/bash」を書く必要はありません。
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#!/bin/bash . common.ini echo "$VAL" echo "$MES" func "共通関数呼び出し" |
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VAL=256 MES="これは共通ファイルです" func() { echo "$1" } |
実行例
$ file.sh
256
これは共通ファイルです
共通関数呼び出し