比較演算子の種類
if文などの条件式で使う比較演算子には、以下のような種類があります。
比較演算子は、左辺と右辺の値を比較して、bool型の真(True)か偽(False)を返します。
値1 == 値2 | 値1と値2が等しい |
値1 != 値2 | 値1と値2が等しくない |
値1 < 値2 | 値1は値2より小さい |
値1 <= 値2 | 値1は値2以下 |
値1 > 値2 | 値1は値2より大きい |
値1 >= 値2 | 値1は値2以上 |
値1 in 値2 | 値1は値2の要素 |
値1 not in 値2 | 値1は値2の要素ではない |
値1 is 値2 | 値1は値2は同じオブジェクト |
値1 is not 値2 | 値1は値2は違うオブジェクト |
比較演算子を確認する
値1 == 値2
左辺と右辺が等しければTrueを返し、等しくなければFalseを返します。
実行例
>>> 1 == 1
True
>>> 1 == 2
False
値1 != 値2
左辺と右辺が等しくなければTrueを返し、等しければFalseを返します。
実行例
>>> 1 != 2
True
>>> 1 != 1
False
値1 < 値2
左辺が右辺よりも小さければTrueを返し、小さくなければFalseを返します。
実行例
>>> 1 < 2
True
>>> 1 < 1
False
値1 <= 値2
左辺が右辺より等しいか小さければTrueを返し、大きければFalseを返します。
実行例
>>> 1 <= 2
True
>>> 2 <= 1
False
値1 > 値2
左辺が右辺よりも大きければTrueを返し、大きくなければFalseを返します。
実行例
>>> 2 > 1
True
>>> 1 > 1
False
値1 >= 値2
左辺が右辺と等しいか大きければTrueを返し、小さければFalseを返します。
実行例
>>> 1 >= 1
True
>>> 1 >= 2
False
値1 in 値2
左辺の値が右辺にあればTrueを返し、なければFalseを返します。
実行例
>>> 2 in [1, 2, 3]
True
>>> 4 in [1, 2, 3]
False
値1 not in 値2
左辺の値が右辺になければTrueを返し、あればFalseを返します。
実行例
>>> 4 not in [1, 2, 3]
True
>>> 2 not in [1, 2, 3]
False
値1 is 値2
左辺と右辺が同じオブジェクトIDであればTrueを返し、違うオブジェクトIDであればFalseを返します。
実行例
>>> a = [1]
>>> b = a
>>> c = [1]
>>> id(a)
140626631212680
>>> id(b)
140626631212680
>>> id(c)
140626631212360
>>> a is b
True
>>> a is c
False
メモ
オブジェクトIDは、id()関数で取得できます。
値1 is not 値2
左辺と右辺が違うオブジェクトIDであればTrueを返し、同じオブジェクトIDであればFalseを返します。
実行例
>>> a = [1]
>>> b = a
>>> c = [1]
>>> id(a)
140626631212680
>>> id(b)
140626631212680
>>> id(c)
140626631212360
>>> a is not c
True
>>> a is not b
False