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初心者のためのPython超入門【第7回 ループ処理 for文】

 

 

for文を作ってみよう

 

for文の書き方

for文の書き方は、以下のようになります。
inの後のオブジェクトは、複数の値で構成されます。
for文では、その値を順番に変数に代入して、値がなくなるまで処理を行います。

for 変数 in オブジェクト:
処理

以下のPythonスクリプトは、1、2、3、4、5を順に変数xに代入して、その値を表示します。

 実行例
> python for1.py
1
2
3
4
5

上記のPythonスクリプトでは、オブジェクトを直接書いていますが、オブジェクトを別に定義することもできます。

 

ループを終了するbreak文

ある条件でループの途中で終了したい場合は、break文を使います。
以下のPythonスクリプトは、値が偶数だったらループを終了します。

 実行例
> python for3.py
1

 

ループの先頭に戻るcontinue文

ある条件でループの先頭に戻りたい場合は、continue文を使います。
以下のPythonスクリプトは、偶数だった場合は変数の値を表示せず、ループに戻り次の値の処理を行います。

 実行例
> python for4.py
1
3
5

 

ループが完了した時の処理

ループが正常に終了した時に処理を行いたい場合は、elseを使います。
break文でループを途中で終了した場合は、elseの処理は行われません。

 実行例
> python for5.py
1
2
3
4
5
LOOP完了

 実行例
> python for6.py
1
2
3

 

多重ループから抜ける処理

多重ループの時、内側のループでbreakしても内側のループしか抜けません。
内側のループ内でbreakしたら外側のループも終了したい場合は、以下のようにします。
8行目のcontinue文は、外側のfor文のループを継続するという意味です。
9行目のbreak文によって、外側のfor文のループを終了します。

 実行例
> python for7.py
1
2
3

 

 

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