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初心者のためのPython超入門【第9回 リストとタプル】

 

 

Pythonでは、複数の値をまとめて格納する配列のような仕組みとして、リストタプルがあります。
リストとタプルの違いは、リストは後から値の追加、変更、削除ができますが、タプルは後から内容を変更することができません。

 

値を変更できるリスト

 

リストに値を設定する

リストに値を設定するには、以下のようにします。

リスト名 = [値1, 値2, ...]

 実行例
>>> list = ["dog", "cat", "mouse"]

 

リストの値を参照する

リストの値を参照するには、以下のようにします。

リスト名

 実行例
>>> list
['dog', 'cat', 'mouse']

リストの値をインデックスを使って参照するには、以下のようにします。
インデックスはリスト内の先頭からの順番を表します。
インデックスは0(ゼロ)から始まります。

リスト名[インデックス]

 実行例
>>> list[0]
'dog'
>>> list[1]
'cat'
>>> list[2]
'mouse'

リスト内の範囲を指定して値を参照することもできます。

注意ポイント

終了位置は、参照したい位置の次のインデックスを指定します。

リスト名[開始位置:終了位置]

 実行例
>>> list[1:3]
['cat', 'mouse']

 

リストの要素数を取得する

リストにいくつ値があるかを取得するには、len()関数を使います。

len(リスト名)

 実行例
>>> len(list)
3

 

リストに値を追加する

リストの最後に値を追加するには、append()メソッドを使います。

リスト名.append()

 実行例
>>> list.append("bird")
>>> list
['dog', 'cat', 'mouse', 'bird']

 

リストの値を変更する

リストの値を変更するには、以下のようにします。

リスト名[インデックス] =

 実行例
>>> list
['dog', 'cat', 'mouse', 'bird']
>>> list[3] = "tiger"
>>> list
['dog', 'cat', 'mouse', 'tiger']

 

リストの値を削除する

リストの値を削除するには、del文を使います。

del リスト[インデックス]

 実行例
>>> list
['dog', 'cat', 'mouse', 'tiger']
>>> del list[1]
>>> list
['dog', 'mouse', 'tiger']

他にも、clear()メソッドやremove()メソッドを使ってリストを削除することができます。
clear()メソッドは、リスト内の全ての値を削除します。
remove()メソッドは、リスト内の値を指定して削除します。
ただし、リスト内に同じ値が複数ある場合は、インデックスの小さい方が削除されます。

リスト名.clear()
リスト名.remove()

 実行例
>>> list
['dog', 'mouse', 'tiger']
>>> list.remove("mouse")
>>> list
['dog', 'tiger']
>>> list.clear()
>>> list
[]

 

値を変更できないタプル

 

タプルに値を設定する

タプルに値を設定するには、以下のようにします。

タプル名 = (値1, 値2, ...)

 実行例
>>> tuple = ("dog", "cat", "mouse")

 

タプルの値を参照する

タプルの値を参照するには、以下のようにします。

タプル名

 実行例
>>> tuple
('dog', 'cat', 'mouse')

タプルの値をひとつずつ参照するには、以下のようにします。

タプル名[インデックス]

 実行例
>>> tuple[0]
'dog'
>>> tuple[1]
'cat'
>>> tuple[2]
'mouse'

タプル内の範囲を指定して値を参照することもできます。

タプル名[開始位置:終了位置]

 実行例
>>> tuple[1:3]
['cat', 'mouse']

 

タプルの要素数を取得する

タプルにいくつ値があるかを取得するには、len()関数を使います。

len(タプル名)

 実行例
>>> len(tuple)
3

 

 

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