Pythonでは、複数の値をまとめて格納する配列のような仕組みとして、リストとタプルがあります。
リストとタプルの違いは、リストは後から値の追加、変更、削除ができますが、タプルは後から内容を変更することができません。
値を変更できるリスト
リストに値を設定する
リストに値を設定するには、以下のようにします。
リスト名 = [値1, 値2, ...]
実行例
>>> list = ["dog", "cat", "mouse"]
リストの値を参照する
リストの値を参照するには、以下のようにします。
リスト名
実行例
>>> list
['dog', 'cat', 'mouse']
リストの値をインデックスを使って参照するには、以下のようにします。
インデックスはリスト内の先頭からの順番を表します。
インデックスは0(ゼロ)から始まります。
リスト名[インデックス]
実行例
>>> list[0]
'dog'
>>> list[1]
'cat'
>>> list[2]
'mouse'
リスト内の範囲を指定して値を参照することもできます。
注意ポイント
終了位置は、参照したい位置の次のインデックスを指定します。
リスト名[開始位置:終了位置]
実行例
>>> list[1:3]
['cat', 'mouse']
リストの要素数を取得する
リストにいくつ値があるかを取得するには、len()関数を使います。
len(リスト名)
実行例
>>> len(list)
3
リストに値を追加する
リストの最後に値を追加するには、append()メソッドを使います。
リスト名.append(値)
実行例
>>> list.append("bird")
>>> list
['dog', 'cat', 'mouse', 'bird']
リストの値を変更する
リストの値を変更するには、以下のようにします。
リスト名[インデックス] = 値
実行例
>>> list
['dog', 'cat', 'mouse', 'bird']
>>> list[3] = "tiger"
>>> list
['dog', 'cat', 'mouse', 'tiger']
リストの値を削除する
リストの値を削除するには、del文を使います。
del リスト[インデックス]
実行例
>>> list
['dog', 'cat', 'mouse', 'tiger']
>>> del list[1]
>>> list
['dog', 'mouse', 'tiger']
他にも、clear()メソッドやremove()メソッドを使ってリストを削除することができます。
clear()メソッドは、リスト内の全ての値を削除します。
remove()メソッドは、リスト内の値を指定して削除します。
ただし、リスト内に同じ値が複数ある場合は、インデックスの小さい方が削除されます。
リスト名.clear()
リスト名.remove(値)
実行例
>>> list
['dog', 'mouse', 'tiger']
>>> list.remove("mouse")
>>> list
['dog', 'tiger']
>>> list.clear()
>>> list
[]
値を変更できないタプル
タプルに値を設定する
タプルに値を設定するには、以下のようにします。
タプル名 = (値1, 値2, ...)
実行例
>>> tuple = ("dog", "cat", "mouse")
タプルの値を参照する
タプルの値を参照するには、以下のようにします。
タプル名
実行例
>>> tuple
('dog', 'cat', 'mouse')
タプルの値をひとつずつ参照するには、以下のようにします。
タプル名[インデックス]
実行例
>>> tuple[0]
'dog'
>>> tuple[1]
'cat'
>>> tuple[2]
'mouse'
タプル内の範囲を指定して値を参照することもできます。
タプル名[開始位置:終了位置]
実行例
>>> tuple[1:3]
['cat', 'mouse']
タプルの要素数を取得する
タプルにいくつ値があるかを取得するには、len()関数を使います。
len(タプル名)
実行例
>>> len(tuple)
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