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tkinter超入門【第34回 ジオメトリーマネージャー~Grid】

 

 

Gridを使ってウィジェットを配置する

今までは、Packを使ってウィジェットを配置していましたが、他にも Gridと Placeを使ってウィジェットを配置することができます。
今回は、Gridを使ってウィジェットを配置してみましょう。
なお、Pack、Grid、Placeのことをジオメトリーマネージャー(Geometry Manager)と呼びます。

 

Gridの使い方

Gridでは、ウィジェットを行(row)と列(column)の2次元テーブルに配置します。
行と列を組み合わせたものをセル(cell)といい、下図のようなイメージとなります。

tkinter34-0a

セルの大きさは一番大きなウィジェットのサイズに合わせられ、それよりも小さなウィジェットはセルの中央に配置されます。
また、stickyオプションの "n"、"s"、"e"、"w" を使って位置を変更することができます。
"n" は上、"s" は下、"e" は右、"w" は左に配置されます。
下図の例では、ウィジェット2は "n" を指定、ウィジェット4は "e" を指定しています。

tkinter34-0b

 

Gridの書式

Gridの書式は、以下のようになります。

オブジェクト名.grid(row=, column=, sticky=位置)

各オプションを省略した時のウィジェットの位置は、以下のようになります。

row 最後の行
column 行の先頭(column=0)
sticky セルの中央

 

Gridを使ったプログラム

Gridを使ったプログラムは、以下のようになります。
複数のラベルをGridを使って配置しています。

プログラムを実行すると、以下のような画面が表示されます。

tkinter34-1

 

 

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