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tkinter超入門【第39回 メッセージ】

 

 

Messageウィジェットを使ってみよう

今回はMessageウィジェットを使って画面に文字列を表示してみましょう。
Labelウィジェットとの違いは、Labelウィジェットは1行しか表示できませんが、Messageウィジェットは複数行表示できます。

 

Messageウィジェットの書式

Messageウィジェットの使い方は、以下の通りです。
※ tkinterを別名でインポートした場合は、tkinterの部分を別名にしてください。

オブジェクト名 = tkinter.Message(master=親ウィジェットオプション)

第1引数はMessageウィジェットの親ウィジェットを指定します。
また、masterは省略することができます。

 

Messageウィジェットで使うオプション

Messageで使う主なオプションは、以下の通りです。

オプション名 内容
text メッセージに表示する文字列
textvariable Tkinter変数を関連付ける
font 使用するフォント *1
fg/foreground ラベルの色 *2
bg/background 背景の色 *2
aspect 高さと幅のアスペクト比。デフォルトは150
デフォルトでは高さ100に対して幅は150となる
(widthオプションが設定されている場合は無視される)
width ウィジェットの幅。単位はピクセル
justify 複数行の揃えの指定。left、right、center が指定可能。デフォルトは left
padx 水平方向のパディング。単位はピクセル。デフォルトは-1
pady 垂直方向のパディング。単位はピクセル。デフォルトは-1

*1 指定できるフォントは、tkinter.font.families()で確認できます。
*2 色の指定にはred、green、blueなどのカラー名や先頭に#(シャープ)を付けた16進数が使えます。

 

Messageウィジェットを使ったプログラム

Messageのオプションを指定したプログラムは、以下のようになります。

プログラムを実行すると、以下のような画面が表示されます。

tkinter39-1

 

 

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