PROGRAM PYTHON

tkinter超入門【第38回 ジオメトリーマネージャー~Pack】

 

 

Packを使ってウィジェットを配置する

前回は、Placeを使ってウィジェットを配置しました。
今回は、Packを使ってウィジェットを配置してみましょう。
Packは、ジオメトリーマネージャーの中で最も簡単にウィジェットを配置できます。

 

Packの使い方

Packは、オプションなしでも自動的にウィジェットを配置します。
ただし、大まかな配置はできますが、細かな配置はできません。
ウィジェットを細かく配置したい場合は、GridやPlaceを使います。

 

Packの書式

Packの書式は、以下のようになります。

オブジェクト名.pack(オプション)

使用できる主なオプションは、以下のようになります。
各オプションは=(イコール)で値を指定します。

オプション名 内容
fill ウィジェットの塗りつぶし。x(水平方向)、y(垂直方向)、both(全体)
expand ウィジェットを拡張して余分なスペースを埋める。true(有効)、false(無効)。デフォルトはfalse
side ウィジェットの位置。top(上)、bottom(下)、left(左)、right(右)。デフォルトはtop
padx 左右にパディング。単位はピクセル。デフォルトは0
pady 上下にパディング。単位はピクセル。デフォルトは0

各オプションは、組み合わせることができます。

 

Packを使ったプログラム

Packを使ったプログラムは、以下のようになります。

 

オプションを指定しない

Packにオプションを指定しない場合は、縦方向にウィジェットが並びます。

tkinter38-1

 

ウィジェットを横方向に並べる

ウィジェットを横方向に並べるには、sideオプションを使います。

プログラムを実行すると、以下のような画面が表示されます。

tkinter38-2

 

ウィジェットを画面の中央に表示する

ウィジェットを画面の中央に表示するには、expandオプションを使います。

プログラムを実行すると、以下のような画面が表示されます。

tkinter38-3

 

ウィジェットを画面全体に表示する

ウイジェットを画面全体に表示するには、expandオプションとfillオプションを組み合わせます。

プログラムを実行すると、以下のような画面が表示されます。

tkinter38-4

 

ウィジェットをパディングする

ウィジェットをパディングするには、padx、padyオプションを使います。

プログラムを実行すると、以下のような画面が表示されます。

tkinter38-5

 

 

-PROGRAM, PYTHON
-