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tkinter超入門【第8回 リストボックス①】

 

 

Listboxウィジェットを使ってみよう

今回はListboxウィジェットを使って、リストボックスを表示してみましょう。
リストボックスとは、複数の候補の中から一つあるいは複数の項目を選択することができる部品です。

 

Listboxウィジェットの書式

Listboxウィジェットの使い方は、以下の通りです。
※ tkinterを別名でインポートした場合は、tkinterの部分を別名にしてください。

オブジェクト名 = tkinter.Listbox(master=親ウィジェット, オプション)

第1引数はListboxウィジェットの親ウィジェットを指定します。
また、masterは省略することができます。

 

Listboxウィジェットで使うオプション

Listboxウィジェットで使う主なオプションは、以下の通りです。

オプション名 内容
font 使用するフォント *1
fg/foreground リストボックスに表示する文字の色 *2
bg/background 背景の色 *2
bd/borderwidth リストボックスの枠の幅
height リストボックスに表示される行数。デフォルトは10
width リストボックスの1行の文字数。デフォルトは20
relief リストボックスの形状。flatraisedsunkengrooveridgeを指定。デフォルトはflat *3
selectmode 選択のモード。デフォルトはBROWSE
BROWSE 1行のみ選択可能。マウスでクリックやドラッグすることで選択範囲を移動。
SINGLE 1行のみ選択可能。マウスでクリックすることで選択範囲を移動
MULTIPLE 複数行選択可能。マウスでクリックすると選択を切り替える
EXTENDED 複数行選択可能。最初の行をマウスでクリックしてそのままドラッグするとまとめて選択可能

*1 指定できるフォントは、tkinter.font.families()で確認できます。
*2 色の指定にはred、green、blueなどのカラー名や先頭に#(シャープ)を付けた16進数が使えます。
*3 リストボックスの形状は、以下の画像のようになります。

tkinter5-0

 

Listboxウィジェットに要素を追加する

Listboxウィジェットに要素を追加するやり方は、以下の通りです。

オブジェクト名.insert(インデックス, 要素)

インデックスはリストボックスに追加する位置です。
ENDを使うと、リストボックスの最後に追加します。

 

Listboxウィジェットを使ったプログラム

Listboxウィジェットを使ったプログラムは、以下のようになります。
リストボックスに5つの要素を設定しています。

プログラムを実行すると、以下のような画面が表示されます。

tkinter8-1

 

 

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