三角関数を使って現在時刻に合わせて秒針を表示しよう
前回は三角関数を使って円の中心を始点にして円周に沿って線分を動かしました。
今回はその線分を現在時刻に合わせて動かしてみましょう。
現在時刻は、datetimeモジュールのdatetime.datetime.now()を使います。
datetime.datetime.nowの使い方はこちらを参照してください。
秒針の角度を計算する
1秒ごとに秒針を動かすので、360÷60で6度ずつ秒針の角度を変えます。
また、秒針の角度は0秒は90度、15秒は0度、30秒は-90度、45秒は-180度です。
これを求める式は、以下のようになります。
90度 - 6度 ✕ 現在秒
上記の式で、0秒の時は90度、15秒は0度、30秒は-90度、45秒は-180度となります。
時刻に合わせて秒針を動かすプログラム
以下のプログラムは、現在時刻を取得してその時刻に合わせて秒針を表示します。
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### インポート import math import datetime import pygame from pygame.locals import * ### 定数 WIDTH = 400 # 幅 HEIGHT = 400 # 高さ RADIUS = 180 # 半径 CENTER = int(WIDTH/2),int(HEIGHT/2) ### モジュール初期化 pygame.init() ### 時間オブジェクト生成 clock = pygame.time.Clock() ### 画面設定 surface = pygame.display.set_mode((WIDTH,HEIGHT)) ### 無限ループ while True: ### 画面初期化 surface.fill((0,0,0)) ### 円表示 pygame.draw.circle(surface, (255,0,0), (CENTER), RADIUS, 2) ### 現在時刻取得 now = datetime.datetime.now() ### 角度計算 angle = int(90 - 6 * now.second) ### 秒針の終端位置 pos_x = round(math.cos(math.radians(angle))*RADIUS) pos_y = round(math.sin(math.radians(angle))*RADIUS) ### 秒針表示 pygame.draw.line(surface, (255,255,255), (CENTER), (CENTER[0]+pos_x,CENTER[1]-pos_y), 2) ### 画面更新 pygame.display.update() ### フレームレート設定 clock.tick(100) ### イベント処理 for event in pygame.event.get(): if event.type == KEYDOWN and event.key == K_ESCAPE: break else: continue ### whileループ終了 break ### 終了処理 pygame.quit() |
プログラムを実行すると、時刻に合わせて秒針が動きます。