近年、JavaScript、Javaに次いで、Python(パイソン)という言語が注目を集めています。
Pythonは、インタプリター言語なので、簡単に動作を確認することができます。
また、言語構造がシンプルなので、プログラムの勉強をするには敷居が低いといえるでしょう。
この記事は「プログラムは作ったことがないけど、Pythonの勉強はしてみたい」という方を対象にしています。
Pythonのダウンロードとインストールは、以下のURLを参照してください。
現在Pythonには、大きく分けてバージョン2.x系とバージョン3.x系が存在しますが、バージョン2.x系のサポートは2020年で終了するため、この記事ではバージョン3.x系で動作確認をしています。
Pythonスクリプトの作り方
今回は第1回ということで、プログラム言語の初歩である「Hello World」を画面に表示するスクリプトを作成します。
ファイル名のつけ方
Pythonスクリプトの拡張子は、pyとするのが一般的です。
今回は「Hello World」を画面に表示するPythonスクリプトなので、hello.pyというファイル名にして説明します。
画面に文字列を表示する関数
画面に文字列を表示するには、print()関数を使います。
"(ダブルクォーテーション)で画面に表示したい文字列を囲みます。(「"」自体は画面に表示されません)
print("文字列")
メモ
'(シングルクォーテーション)を使っても表示結果は同じです。
画面に「Hello World」を表示するスクリプトは、以下のようになります。
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print("Hello World") |
Pythonスクリプトを実行するには、コマンドプロンプトから「python スクリプト名」と入力します。
実行例
> python hello.py
Hello World