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計算尺の使い方【第6回 円の直径と面積】

 

 

計算尺を使った円の直径と面積の求め方

計算尺を使うと、円の直径から円の面積、円の面積から円の直径が簡単に分かります。
下図のように、計算尺にはC尺の1.128の辺りに「c」という刻線(ゲージマーク)があります。
この刻線を使うことによって、円の直径から円の面積、円の面積から円の直径を求めることができます。

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円の直径から円の面積を求めよう

早速、刻線cを使って円の直径から円の面積を求めてみましょう。
下図では、円の直径が2の場合の円の面積を計算しています。
赤枠部分のように、C尺の刻線と円の直径を表すD尺の2を合わせます。
答えは、滑尺の左側の基線の位置にあるA尺の値です。(青枠部分)
A尺を見るとπの位置あるので、大体3.14くらいということが分かります。
(実際の値は3.141592654)

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円の面積から円の直径を求めよう

次は逆に円の面積から円の直径を求めてみましょう。
下図では、円の面積が2の場合の円の直径を計算しています。
赤枠部分のように、円の面積を表すA尺の2と滑尺の左側の基線を合わせます。
答えは、刻線の位置にあるD尺の値です。(青枠部分)
D尺を見ると、大体1.6くらいということが分かります。
(実際の値は15.95769122)

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