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関数電卓の使い方【三角関数①】

 

三角関数の基本

サイン(sin)、コサイン(cos)、タンジェント(tan)の計算をする前に、三角関数の基本をおさらいしておきましょう。
直角三角形の3辺 a、b、c は、以下のような関係にあります。

calctrig1-1  calctrig1-2

例えば、辺cの長さが5で、角度θが30°だった場合、辺aの長さは以下のようになります。

calctrig1-3

 

三角関数を使って辺の長さを求める

以下の図の辺a、b の長さをサイン、コサインを使って求めてみましょう。

calctrig1-4

メモ

関数電卓は CASIO fx-375ES-Aを使用します。

 

関数電卓の角度設定

まず、角度設定を「度」にします。

「SHIFT」→「SETUP」→「3:Deg」

 

コサインを使って辺aの長さを求める

辺aの長さを求めるには、コサインを使います。

「cos」→「4」→「5」→「)」→「X」→「1」→「0」→「=」

 実行例
cos(45)x10
 計算結果
7.071067812

 

サインを使って辺bの長さを求める

辺bの長さを求めるには、サインを使います。

「sin」→「4」→「5」→「)」→「X」→「1」→「0」→「=」

 実行例
sin(45)x10
 計算結果
7.071067812

 

タンジェントを使って辺bの長さを求める

以下の図の辺bの長さをタンジェントを使って求めてみましょう。

calctrig1-5

「tan」→「3」→「0」→「)」→「X」→「1」→「0」→「=」

 実行例
tan(30)x10
 計算結果
5.773502692

 

タンジェントを使って辺aの長さを求める

以下の図の辺aの長さをタンジェントを使って求めてみましょう。

calctrig1-6

辺aの長さを求めるためには、以下のように少し工夫する必要があります。

考え方

calctrig1-7

「1」→「0」→「÷」→「tan」→「3」→「0」→「)」→「=」

 実行例
10÷tan(30)
 計算結果
17.32050808

 

 

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