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tkinter超入門【第15回 ラジオボタン①】

 

 

Radiobuttonウィジェットを使ってみよう

今回はRadiobuttonウィジェットを使って、ラジオボタンを表示してみましょう。
ラジオボタンは複数の中からひとつだけを選ぶことができるGUI部品です。

 

Radiobuttonウィジェットの書式

Radiobuttonウィジェットの使い方は、以下の通りです。
※ tkinterを別名でインポートした場合は、tkinterの部分を別名にしてください。

オブジェクト名 = tkinter.Radiobutton(master=親ウィジェット, オプション)

第1引数はRadiobuttonウィジェットの親ウィジェットを指定します。
また、masterは省略することができます。

 

Radiobuttonウィジェットで使うオプション

Radiobuttonウィジェットで使う主なオプションは、以下の通りです。

オプション名 内容
text ラジオボタンの横に表示する文字列
font 使用するフォント *1
fg/foreground ラジオボタンの横に表示する文字の色 *2
bg/background 背景の色 *2
height ラジオボタンの行数。デフォルトは1
width ラジオボタンの幅。単位は文字数
activeforeground ラジオボタンがカーソルの下にある時の文字色
activebackground ラジオボタンがカーソルの下にある時の背景色
variable Tkinter変数をラジオボタンに関連付ける
value ラジオボタンに関連付ける値。同じグループ内で違う値にする必要がある
command ボタンが押された時に呼び出す関数
indicatoron true :通常のラジオボタン
false:ラジオボタンがSUNKENとして表示される

*1 指定できるフォントは、tkinter.font.families()で確認できます。
*2 色の指定にはred、green、blueなどのカラー名や先頭に#(シャープ)を付けた16進数が使えます。

 

Radiobuttonウィジェットを使ったプログラム

Radiobuttonウィジェットを使ったプログラムは、以下のようになります。
ラジオボタンを2つ用意して、それぞれのラジオボタンの値を1と2にします。
また、ラベルを用意して、押されたラジオボタンの値を表示します。
ボタンを押した時に色が変わらないように、activeforegroundとactivebackgroundに通常時と同じ色を設定しています。

プログラムを実行すると、以下のような画面が表示されます。
最初は何も選択していないので、ラベルに0が表示されます。
ラジオボタン1を選択するとラベルに1が表示され、ラジオボタン2を選択するとラベルに2が表示されます。

tkinter15-1  tkinter15-2

 

 

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