STUDY

関数電卓の使い方【三角関数②】

 

 

逆三角関数の基本

三角関数を使うと角度と1つの辺の長さを元に、他の辺の長さを求めることができますが、逆三角関数を使うと2つの辺の長さを元に角度を求めることができます。
直角三角形の3辺 a、b、c の逆三角関数は、以下のような関係になります。
なお、逆三角関数はそれぞれアークサイン(arcsin)、アークコサイン(arccos)、アークタンジェント(arctan)といいます。

calctrig1-1  calctrig2-2

 

逆三角関数を使って角度を求める

では、関数電卓を使って逆三角関数の計算をしてみましょう。

メモ

関数電卓は CASIO fx-375ES-Aを使用します。

 

アークコサインを使って角度を求める

辺aと辺cの長さが分かっている場合、角θの角度を求めるにはアークコサインを使います。

calctrig2-4

「SHIFT」→「cos」→「5」→「÷」→「1」→「0」→「)」→「=」

 実行例
cos-1(5÷10)
 計算結果
60

 

アークサインを使って角度を求める

辺bと辺cの長さが分かっている場合、角θの角度を求めるにはアークサインを使います。

calctrig2-5

「SHIFT」→「sin」→「5」→「÷」→「1」→「0」→「)」→「=」

 実行例
sin-1(5÷10)
 計算結果
30

 

アークタンジェントを使って角度を求める

辺aと辺bの長さが分かっている場合、角θの角度を求めるにはアークタンジェントを使います。

calctrig2-6

「SHIFT」→「tan」→「5」→「÷」→「1」→「0」→「)」→「=」

 実行例
tan-1(5÷10)
 計算結果
26.56505118

 

-STUDY
-,